木葉コースのフットパスを開催しました!

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10月25日は快晴に恵まれ絶好のフットパス日和。

残念ながら新型コロナウイルスの影響もあり参加人数を限定しての開催でしたが、スタッフ合わせて約30名が参加しました。

午前8時過ぎの集合時刻にJR木葉駅前に集まった参加者は検温した後、まずは高月官軍墓地に向かって出発します。

今回は80歳以上の参加者やベビーカーを押しての参加もありました。

高月官軍墓地は、西南戦争のときにこの近辺で亡くなった官軍(政府軍)の兵士が埋葬されています。その数980人。悲惨な歴史を物語るこの場所ですが、今は地元の方の整備もありきれいな公園として整備されています。

続いて国道208号線沿いを進み、日本赤十字社発祥の地である、正念寺に向かいました。

ここは西南戦争で病院兼墓地として使われた場所で、官軍、薩摩軍を分け隔てなく治療を行ったといわれています。この背景には、海外留学を経て赤十字社の思想を持ち帰った佐野常民の存在があります。佐野はこの地で、日本赤十字社の前身となる博愛社を設立したといわれています。

西南戦争の歴史を学んだあとは、上木葉の公民館へ
ここは、西南戦争時に官軍の幕営本部が設置された場所です。
ここでは軽食として手作りのおにぎりなどがふるまわれました。

木葉宇都宮神社は、今から1300年前に奈良の春日大社から勧請された神社で、中世にここを治めていた宇都宮氏が信仰したことで、この名前がつきました。紅葉スポットですが、このころはまだ青葉。あらためて訪れたい場所です。

その後訪れた徳成寺(とくじょうじ)は、400年前に作られた本堂が今も現役で使われています。天井の絵や美しい欄間の意匠にうっとり。

昔、ここで保育園をされていたということで、そのころの名残の足踏みオルガンがありました。

最後は、木の葉猿窯元さんにおじゃましました。1300年前夢のお告げでつくられたというお猿さんのお人形。災難が「さる」ということで厄除けなどのお守りとして古来より受け継がれてきました。

新型コロナウイルスが早く終息しますように。。。