宇蘇浦官軍墓地

西南戦争遺跡

宇蘇浦官軍墓地は、399墓の墓石が並ぶ西南戦争の官軍墓地。

木葉、田原坂、横平山、吉地峠の戦いでの犠牲者が埋葬されています。

当初はより街道に近い高月官軍墓地に葬られていましたが、街道から墓地が見えると兵士の士気に影響するためより山に近く街道から離れた場所に作られたのが宇蘇浦官軍墓地です。

墓石には兵士が亡くなった場所が彫られています。この墓地には、官軍兵士に加えて警視局から派遣されていた抜刀隊の人々も葬られています。墓地の奥に行くほど階級が高くなり一番奥にあるのが、吉松秀枝の墓石です。

西南戦争の将校が眠る墓地

ここで眠る官軍兵士は吉松秀枝に加え、谷村計介の墓もあります。

谷村計介は2度も捕虜になりながらも、熊本城からの伝令という任務を果たした人物です。太平洋戦争時は彼の武勲にあやかろうと、墓石を削るものが後を絶たず、のちに墓石は再建されました。

その後は墓石を守るために鉄製の囲いがつけられています。

谷村計介の墓石

宇蘇浦官軍墓地の場所

JR木葉駅から徒歩10分。国道208号線を国道を越えて旧道を左に曲がります。そのまままっすぐ行くと徳成寺というお寺がありますので、その裏の急坂を上ったところです。

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関連項目

木葉の町並みと三池往還フットパスコース

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